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マイクロインフルエンサーとは?言葉の定義から事例、そして気になる探し方まで徹底解説します!

マイクロインフルエンサーとは?言葉の定義から事例、そして気になる探し方まで徹底解説します!
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マイクロインフルエンサーとは?

インフルエンサーという言葉は流石に聞いたことがあるものの、マイクロインフルエンサーを正しく理解できているという方はかなり少ないのではないでしょうか。マイクロインフルエンサーとは、フォロワー数はそこまで多くないものの、ニッチなテーマや分野に特化しフォロワーから高いエンゲージメントを獲得しやすいインフルエンサーのことを指します。他のフォロワーが多いトップインフルエンサーやメガインフルエンサーなどに加えると比較的単価を抑えて案件を依頼することができると同時に、ニッチな領域に特化しているので、商材とインフルエンサーの属性がマッチさえしていれば高い成果を残すことができます。

この記事ではマイクロインフルエンサーのさらに詳しい解説から、マイクロインフルエンサーを活用した実際の事例、自社にあったインフルエンサーの探し方や案件の依頼方法なども説明します。細かく、そして分かりやすく説明しているため、ぜひ最後まで読んでみてください。

インフルエンサーの種類とマイクロインフルエンサーの立ち位置

インフルエンサーと一概に言っても、本当に多くの種類に分けられています。分ける基準も人によって異なりますが、多くのケースでは ①フォロワーの数 ②発信している内容(少し堅い言い方をすると専門としている領域)によって分けられることが多いです。

代表的なものですと、ナノインフルエンサー、マイクロインフルエンサー、マクロインフルエンサー、メガインフルエンサーの4つに分けられています。これらの区分は上記でいう①のフォロワーの数によって分けられた例となっています。ここでは簡単に、それぞれ4種類のインフルエンサーについて説明させていただきます。

ナノインフルエンサー

フォロワー数が100人〜1万人と少なく活動を始めたばかりというインフルエンサーも多いものの、少ないからこそフォロワーひとりひとりに厚く丁寧な対応を取りやすく、フォロワーがアクティブな傾向にあります。またフォロワー数が少ないこともあり、比較的お手軽なコストで案件を依頼できることが多いです。

マイクロインフルエンサー

冒頭の説明と被ってしまう箇所もありますが、フォロワー数が1万人〜10万人ほどのインフルエンサーがマイクロインフルエンサーに該当します。ナノインフルエンサーと同じく、フォロワーの数がそこまで多いわけではないので、フォロワーとコミュニケーションが取れている方が多く、投稿に対しても高いエンゲージメントが見られます。

ミドルインフルエンサー(パワーインフルエンサー)

フォロワー数が10万人〜50万人近くのインフルエンサーのことを、ミドルインフルエンサー、もしくはパワーインフルエンサーと呼びます。YouTubeや雑誌などSNS以外の媒体に露出されている方も多く、投稿により多くの方にリーチすることができます。ただ人数の関係でフォロワーとの関係性が、上記の2種類のインフルエンサーと比べると薄い傾向にあり、エンゲージメントは比較的低いことが多いです。

メガインフルエンサー(トップインフルエンサー)

50万人以上となるとかなりのフォロワー数であり、本業として俳優やアスリートとして活躍されている方が、その傍らインフルエンサーとしても活動しているケースなどが多く見られます。ここまでフォロワーの数が多くなってくると、ひとりひとりとコミュニケーションを取ることが難しくなってくるため、ナノインフルエンサーやマイクロインフルエンサーと比べるとエンゲージメントは低い傾向にあります。ただその分、投稿によるリーチ数は大きいため、一度の投稿で本当に多くの方にリーチすることができます。またインフルエンサーが有名な方であればあるほど、記事になったりテレビでその話題になったりする可能性もあるため、ごく稀ではありますがインパクトの大きい副次的な効果にも期待できます。

フォロワーの数や投稿のリーチ数、そしてエンゲージメント率などをもとに、インフルエンサーは大きく4分類に分かれることがわかりました。それぞれの説明でも記載した通り、リーチ数が大きくなればなるほどエンゲージメント率は低くなる傾向にあるので、自社の商材やインフルエンサーマーケティングを実施する目的に応じて、インフルエンサーを使い分けることが大切です。

また上記で紹介した以外にも、特定の業界や分野で高い専門知識や権威を持つインフルエンサーのことを「キーパーソンインフルエンサー」と呼んだり、特定の地域や地域社会で影響率をもつインフルエンサーのことを「ローカルインフルエンサー」と呼んだりと、本当に多くの種類があります。気になる方はぜひご自身でも調べてみてください。

マイクロインフルエンサーの特徴、メリット

インフルエンサーの種類について紹介したところで、次は本記事の主題でもある「マイクロインフルエンサー」の特徴とメリットについてお伝えします。

上述の通りフォロワー数が1万人〜10万人ほどのインフルエンサーをマイクロインフルエンサーと呼びますが、特徴としてはエンゲージメントが高く、投稿に対してのCVR(インプ/CV)が高い傾向にあります。その理由としては、フォロワー数がそこまで多くないため、フォロワーからもらったコメントなどに丁寧に対応することができ、それによりフォロワーもインフルエンサーのことを身近に感じられるからです。

そんなマイクロインフルエンサーに案件を依頼するメリットは、大きく2つあります。1つ目は費用を抑えやすいため、比較的誰でもどの企業でも頼めるケースが多い点。2つ目は、CVR(コンバージョン率)が高いためCPA(獲得単価)を抑えることができる点です。

まず1点目の費用を抑えやすいという点に関してですが、マイクロインフルエンサーはメガインフルエンサーやトップインフルエンサーと比べると相対的にフォロワーの数が少ないため、必然的に案件の単価が少なくなります。またメガインフルエンサーやトップインフルエンサーと比べると、母数も多いため比較的起用しやすい傾向にあり、相見積もりなども取りやすいためさらに費用が抑えられる傾向にあります。フォロワーの多いインフルエンサーに頼むとなると大きな金額がかかることにとなり、コスト感から依頼自体が難しい、もしくは稟議などを通す必要性が発生し依頼までに時間をかかってしまう方が多いのではないでしょうか。その点マイクロインフルエンサーは金額が抑えられているので、期末の部全体で余った予算や調子が悪く消化しきれなかった媒体の残予算などで簡単に依頼することができます。始めるのに時間がかかってしまっては元も子もないので、比較的安価で気軽にすぐに依頼できる点は大きなメリットです。

そして2点目のCVRが高くCPAを抑えられるという点に関しては、上述の通りフォロワーのエンゲージメントが高いため、CPAが抑えることができます。そもそもインフルエンサーに案件を頼む目的は「商品の認知を得ること、そして商品を買って頂くこと」であることが多いです。そしてお金を払って紹介してもらう以上には、インフルエンサーへの依頼料<インフルエンサー経由で購入された商品の利益、であることが望ましいです。これらを踏まえると、マイクロインフルエンサーは利益を出すという点において、適任であると思われます。 ただ逆にマイクロインフルエンサーは、費用を抑えやすくCPAも安いという代わりに、リーチ数を出せないことが多いです。CPAが安くともリーチできる層が少ないため、あまりボリュームは出せずインパクトのある数字を残すことが難しい点が、マイクロインフルエンサーのデメリットになるので注意が必要です。

マイクロインフルエンサーの事例

ここまでマイクロインフルエンサーの説明をさせて頂きましたが、次は実際にマイクロインフルエンサーの投稿を紹介できればと思います。実際にどの商材でどのような切り口で投稿しているかを確認いただくことによって、より明確なイメージを持っていただけると嬉しいです。

事例① 化粧水の投稿事例

まず1つ目に紹介する事例は、美容系の商材になります。具体的には、韓国コスメ(化粧水)の紹介を1.8万人のフォロワーを持つインフルエンサーの方に、インスタグラムに投稿いただいた事例です。

ブランドイメージに合うビジュアルの投稿で、フォロワーへとPRを行っていますね。また美容系のインフルエンサーに依頼したことで、普段の投稿との違和感もなく、タイアップ投稿との記載もありながらフォロワーの方も自然と興味を持つことができたかと思われます。

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事例②:飲食店・グルメの投稿事例

2つ目に紹介するのは飲食店のPR投稿になります。具体的には、白金高輪にある牛タンのしゃぶしゃぶ店を、フォロワー4.6万人のグルメ系のインフルエンサーの方にインスタグラムで紹介いただきました。こちらもしっかりと食べた感想をテキストで入れつつ、やはりグルメ系アカウントということで、とても美味しそうな牛タンの写真を一緒に投稿しています。また写真だけでなく動画も投稿いただくことで、フォロワーの方もより鮮明にイメージすることができたのではないかと思います。

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事例③:ファンデーションの投稿

最後に紹介するのは、こちらも美容系の商材になります。ただ1つ目の事例とは異なり、今回はリキッドファンデーションを、フォロワー6,200人のフリーアナウンサーに投稿いただいた事例になります。自らの手にリキッドファンデを塗った画像をメインに、テキストあくまで画像の補足といった構成です。今回の事例は発信された方が現役のフリーアナウンサーということもあり、投稿者と商材の親和性が高く、より高いエンゲージメントが望めたのではないかとおもいます。

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マイクロインフルエンサーへ案件を依頼する方法

事例を踏まえ、マイクロインフルエンサーへ依頼をした際の効果などがよりわかったかと思います。実際に投稿も見たことでイメージはより鮮明になったかと思いますが、実際に依頼をするとなると、どうして良いものかわからないですよね。身の回りの知人などに依頼できそうなインフルエンサーがいるケースはそうそう多くないかと思うので、次はインフルエンサーの探し方や依頼方法に関して、説明します。具体的には、①SNSで自ら探す②広告代理店に依頼する③マッチング型のプラットフォームを利用する の3つになります。

SNSなどを用いて自ら探す

インスタグラムやツイッター(X)などで投稿しているインフルエンサーを探し、DMにて直接依頼を行います。案件の紹介や金額の調整などを行い、もし合意が取れれば実際に投稿していただけるというイメージです。

ただこの方法は下で紹介する代理店への依頼と比較すると費用は抑えられるものの、あまり現実的ではありません。まず実際に探し出すことに時間を費やす必要があり、実際に依頼できる方が見つかったとしても、いきなり届いたDMに対しては不信感を持つインフルエンサーの方が多く、その状態から実際に契約を結ぶことが難しいと思われます。また今回SNSで探して依頼するのが初めてになる場合、契約書の作成やチェックなどをすべて社内で行うことになるため、かなりの工数となってしまいます。

唯一のメリットは目に見えてかかるコストが、インフルエンサーへの支払いのみという点ですが、上記の問題をクリアしようとした際にかかる人件費のことを考えると、正直あまりおすすめはできません。

広告代理店に探してもらう

普段からリスティングやFacebookなど広告の運用をお願いしている代理店さんがいる場合、その方に相談をすれば紹介してもらえることが多いです。代理店さんに依頼するメリットとしては、代理店さんの方で多くのインフルエンサーを集めているので、それぞれのインフルエンサーの特徴や過去の実績などを詳しく知った上で頼むことができ、場合によっては効果のシミュレーションなども出してもらえます。またそれだけではなく、企画自体の立案から効果レポートの作成、インフルエンサーとの折衝までやってくれる代理店さんが多いので、かなりの工数を削減することができます。

ただデメリットとしては、広告の運用などと同じくインフルエンサーへの支払いに代理店さんからの手数料が乗っかる点です。手数料の%は代理店さんに異なるものの、一般的には20%程度であるため、もし100万円の依頼料だった場合は20万円もの支払いが追加で発生することになります。費用と工数を天秤にかけてどちらを取るかという話になるかとは思いますが、費用を抑えたい場合はあまりおすすめできません。また自らのキャスティングのイメージを代理店さんにしっかりと伝える必要があり、もしそこでコミュニケーションに齟齬があった場合、自らのイメージと離れた投稿となってしまうリスクもあります。

マッチング型のプラットフォームを利用する

近年インフルエンサーマーケティングの台頭に伴い、インフルエンサーと事業会社のマッチング型のプラットフォームサービスが多くなってきています。 マッチング型のプラットフォームを利用するメリットとしては、費用が安いことに加え、マッチング型なのでインフルエンサーの温度感が高い点が挙げられます。また一括の管理画面で採用から投稿の分析まで行えるので、インフルエンサーに依頼するのが初めてという人でも簡単に利用することができます。

数多くのマッチングサービスがありますが、代表的なサービスとしては「トリドリマーケティング」が挙げられます。

トリドリマーケティング

広告主が商品PRをしてくれるインフルエンサーを公募し、PR投稿したい人とマッチングできるサービスです。月額たったの5万円で、商品提供のみで何人でもインフルエンサーに投稿依頼ができるため、破格で大規模PRが実施可能です。またトリドリ上でやり取りを行え、それぞれにインフルエンサーの投稿のパフォーマンスまでチェックできるので、担当者の工数も少なく済みます。ぜひこちらから一度見てみてください。

マイクロインフルエンサーへ依頼する前にチェックしたいポイント

最後にインフルエンサーへ案件を依頼する前に、チェックしたいポイントを○つまとめました。折角高い広告費を使ったのに、思ったように成果が出ないのは残念ですよね。そんなことを避けるためにも、ぜひ最後にこちらの○点を確認する癖をつけてみてください。

ポイント1:フォロワーのアクティブ率

インフルエンサーのフォロワーのアクティブ率を見ることが大事です。直近インフルエンサーの数が爆増していることもあり、初期に比べるとフォロワーの質がピンキリになりつつあります。酷いインフルエンサーの場合は、大きな単価の案件を得るために捨て垢を買ってまでフォロワーを増やしている人もいるようです。このことからも、インフルエンサーのフォロワー欄を実際に10-20人くらい見てみた上で、しっかりと判断するようにしましょう。

ポイント2:インフルエンサーの属性・投稿と商材の親和性

インフルエンサーの普段の投稿や属性(職業や性別など)と紹介を依頼する商材の親和性も大切な要素のひとつです。極端な例にはなってしまいますが、例えば二郎系のようなガツガツとしたラーメンの認知を高めたいのに、コスメ系のインフルエンサーに紹介を依頼したところで、その投稿のエンゲージメントが低いことは明らかです。普段投稿しているコスメ系の投稿を大きく違う投稿になるため、フォロワーの属性と合わない可能性が高く、インプは取れるけれどもまったくCVしないという結果になってしまうでしょう。

だからこそ商材のメインターゲットをしっかり確認した上で、インフルエンサーを選ぶことが大切です。ただターゲットを新規に拡大していきたいという意志を持った上での選定であれば、投稿に対しては投資対効果が低いことは免れないと思いますが、問題はないかと思います。

上記と少し切り口は変わりますが、インフルエンサーによって急に属性の違う商品の投稿がされると、これはステマなのではないかと勘繰るフォロワーも多いかと思います。特に若い世代はステマに比較的敏感であり、ステマであることに気づかれるとCVRやブランド好意度が大きく下がる傾向にあるので注意が必要です。

ポイント3:CPA, および認知効果のざっくりとした見立て

インフルエンサーの過去の案件投稿を参考に、依頼前に大体のCPA(獲得単価, CV単価)を見立てるようにしましょう。そして可能であれば、自社商材のインバウンド経由の売り上げ単価をざっくりと照らし合わせて、しっかりと依頼料金と見込み売り上げが釣り合うか確認しましょう。

ただ一方でインフルエンサー広告は、上記のような投稿からのCVを目的とした刈り取り広告だけでなく、認知施策としての効果も十分にあります。このことからも分かるように、CPAを出した結果、想定利益が赤字(費用>想定売り上げ)だったとしても価値がないわけではありません。ブランド名の認知を広げた結果、他媒体のCPAを下げることに成功したり(バナー広告などでCVR, C TRが上がることにより)、リスティング広告における指名キーワード(ブランド名や企業名など)の検索数が上がったりと、様々な副次な効果があります。

認知の投資対効果の算出は難しいものの、最初に紹介した刈り取り広告としての投資対効果の算出は比較的簡単なので、ある程度の見立てを持った上で実際に依頼してみましょう。

ポイント4:「PR」の表記をしっかりとつけてもらう

ポイント2でも軽く触れた、ステルスマーケティングに関する話となります。

上述の通り直近ステマが横行していることもあり、まるでインフルエンサーが自らの意思で投稿したと見せかけるプロモーションに対して、厳しい目が向けられています。ステマがばれてしまうことにより、フォロワーの方々からのブランド好意度を下げることになってしまうのはもちろん、法的にも罰される可能性があります。ステルスマーケティングは2023年の3月に禁止行為として国から公表され、2023年の10月から実際に規制され処罰の対象となりました。2023年の10月末時点ではまだ規制が開始されたばかりということもあり、大きな処罰を受けた企業がいるのかどうか分からないものの、リスクマネジメントの観点からもしっかり対策を行うべきです。

対策自体そこまで難しいものではなく、インフルエンサーを用いたプロモーションの場合は、投稿の中でユーザーにわかるように「PR」「広告」「タイアップ広告」といった文言を付け加えるようにしましょう。広告に嫌悪感を示すユーザーはもちろん一定おり、表記があることによりエンゲージメントが下がる可能性はありますが、罰されるリスクを鑑みてもしっかりと表記を行うべきかと思います。

まとめ:マイクロインフルエンサーを活用し、コスパ良く認知を獲得しましょう

マイクロインフルエンサーの特徴や実例、実際に依頼する際の注意点などを簡単にまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。本記事がインフルエンサーへの理解、そして活用に繋がれば幸いです。

多くのSNSの台頭により、数年前と比べるとインフルエンサーの数もタイアップ広告の数も何十倍に増えているかと思います。インフルエンサーやPR広告がありふれているからこそ、タイアップ広告の目的の再確認、それに基づいたインフルエンサーの選定、そして効果が出そうかどうかをシミュレーションする必要性が、以前より増えているのではないかと思います。

上記をしっかりと行い、ぜひ自社の商材の認知および獲得へと繋げていきましょう。

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