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Instagramパートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)のメリットと実施の際のポイント

Instagramパートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)のメリットと実施の際のポイント
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パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)の魅力とは

Instagramとmessengerの統合、TikTokへの疑惑による規制要請など、SNS媒体を取り巻く環境は、常にスピーディーに変化し続けています。所有者であるFacebookとの不仲が囁かれるWhats Appや、アクティブユーザー数の減少など、日本国内外を問わず、様々な変動が日々起こっているのです。SNS媒体を活用したマーケティングでは、効果的なマーケティングを実施するためにも、多くの情報を瞬時にキャッチし、活用・発信していかなければなりません。各SNS媒体でリリースされた機能、誕生した最新広告のメリットやデメリットの理解も同様です。どのような活用方法が適しているのか、どのようなリスクが潜んでいるのか正しく想定するためにも、日々の情報整理と深い理解が必要不可欠だと言えるでしょう。

2019年6月、人気SNS媒体Instagramでは、新しい広告として、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)というものが提供されるようになりました。新しい広告の掲載方法の誕生と共に、多くのインターネット記事で、使用方法が解説されました。しかし、メリットやデメリットなどの詳しい解説は二の次で、ほとんど場合、設定方法ばかりが取り上げられていたのです。設定方法はInstagramの設定欄で見ることができるため、それ程詳しい情報を再度発信する必要はないと言えるでしょう。企業として知りたいのは、詳しい設定方法以上に、これまでの広告とどのような違いがあるのか、企業側や消費者側、その他マーケティングに関係する人々に、どのようなメリットをもたらすかではないでしょうか。リリースされたばかりという事もあり、多くの人々がこの最新広告の特徴を、つかみ切れていなかったと言えるでしょう。

この記事では、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)の設定方法ではなく、具体的なメリットやデメリットについて、解説していきます。他メディアで記載されることの少ないパートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)の詳しい特徴や、これまでの広告とどのような部分が決定的に違うかなど、詳細にご紹介していきます。他にも、類似するマーケティング方法や広告表示、頻繁に聞かれる疑問点に関する回答も、掲載していきましょう。パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)の正しい様子を理解したい人は、是非参考にしてみてください。詳しい設定方法や、表示に関する事柄が知りたいのであれば、他メディアやInstagram公式ヘルプセンターに確認してみることをお勧めします。

パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)の特徴

まず初めに、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)とはどのような特徴を持っている機能なのか、詳しくご紹介していきましょう。「広告」という表記があることから、Instagramで表示される何かしらの広告だという事は容易に想像することができます。しかし現在、Instagramで行われている広告機能には多くの種類が存在し、中には他SNS媒体にも関連するものも存在するのです。そのため、一括りに「広告」として認識、想定することは正しいとは言えないでしょう。まず、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)の特徴と詳しい機能を理解し、メリットや注意点について、理解してみてください。

広告の流れ

パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)は、企業が認めた人物の運営するInstagramアカウントによって公開される広告です。広告の流れとしては、企業側が事前に、何かを作成する必要はありません。広告に使用する宣材動画・写真等は、一般人またはインフルエンサーが作成します。作成された宣材動画・写真が優れていた場合、企業が依頼を出しパートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)となるのです。具体的には、Instagramを眺めている最中、自社や自社商品に関連した投稿を見かけます。商品の特徴を上手く捉え、魅力的な情報を発信していたため、「宣伝に使える」と考えたマーケターは、掲載しているアカウントにコンタクトするのです。

その後、情報発信者であるInstagramアカウント管理者に了承を得られた場合、それらがパートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)として使用されるようになります。一般的な投稿から、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)に切り替わったからといって、特別な場所で掲載されるわけではありません。Instagramログイン直後のトップページや、特別な操作なく下部に表示されていたということもないのです。

パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)の特徴は、広告になっても、変わらない場所で表示られ続けるという部分です。もちろん、Instagramアカウント管理者が設定すれば、別の場所で掲載させることもできます。一般的な投稿から、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)に切り替わった際、大きく変わる部分は、表記です。投稿画面上のユーザー名の下に、「タイアップ投稿」と明記されるため、誰が見ても一目で広告ということが理解できる仕様になるのです。

双方で作業が必要

パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)の特徴は、企業側だけではなくクリエイター、Instagramアカウント管理者側でも作業が必要な部分です。これまでの広告では、企業が宣材動画・写真を作成し、それらを該当アカウントで公開するだけで完了しました。他には、Instagramアカウント管理者が宣材動画・写真を作成し、「#PR」「#提供」などのハッシュタグを添付し、投稿するだけで完了するものだったのです。しかしパートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)では、双方の作業が必要となります

まず初めに、企業側の作業概要をご紹介しましょう。企業側は、特定のInstagramアカウント管理者、つまりインフルエンサー等が、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)を作成できるように、権限設定を行います。権限設定を行うと、インフルエンサー側で、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)が作成できるようになります。この時インフルエンサー側は、作成したパートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)を、企業側でも使用できるようにするか否かを、設定することが可能です。また、既に作成していた動画や写真などの投稿を、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)に変更することもできます。これらの設定は、後から変更することも可能ですし、追加や削除も問題ありません。

参考:Instagramパートナーシップ広告の作成方法

タイアップ投稿タグ

Instagramには、タイアップ投稿タグと呼ばれる機能が備わっています。この機能は、企業から依頼されたインフルエンサーがPR活動を行った際、投稿内の上部にタイアップであることを表示させる機能です。パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)と同じく、企業とインフルエンサーの関係性を明確にし、投稿された内容が広告活動であることを明らかになるための機能となっています。状況や形態は非常に近しいタイアップ投稿タグ機能と、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)機能ですが、決定的に違う部分も存在するのです。

それは、誰が実行するかという部分です。タイアップ投稿タグの場合、企業がインフルエンサーや一般人に依頼し、PR活動が実行されます。つまりタイアップ投稿タグの実行者は、企業側なのです。一方パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)は、インフルエンサーや一般人がスタートとなります。企業側に依頼されてから、宣材動画・写真を作り出すわけではありません。インフルエンサーや一般人が個人的に作成していた動画、写真を見て、企業側がオファーする形となっています。そのため、実行者は、インフルエンサーや一般人なのです。

タイアップ投稿タグと、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)の大きな違いは、このような部分のみとなっています。このような小さな違いが、どのような特徴に繋がるのでしょうか。それは、宣材として使用される動画や写真の変化です。企業と、消費者であるインフルエンサーや、一般人から見た商品は、様々な違いがあります。企業側は商品・サービスの裏側を知っていますし、できるまでの過程等も理解しています。愛着もあることから、より優れた部分ばかり発信したくなります。しかし消費者側は、自身がどのように使用しているのか、また消費者としてどのような不満を抱えているかなど、一個人としての意見を発信したくなるのです。どちらがより、消費者に共感を生むか、想像に難くありません。タイアップ投稿タグとパートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)を比較した場合、タイアップ投稿タグが劣っているというわけでもないため、双方の違いや類似点を理解し、目的や状況に合わせて、使い分ける必要があるでしょう。

種類

パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)には、種類が存在します。フィード広告と呼ばれるものと、ストーリーズ広告と呼ばれるもの、発見タブの3種類です。3つの広告は、掲載される場所が異なります。ブランドコンテンツのフィード広告は、Instagramにログインした際、最初に表示されるホーム画面であるフィードに表示されます。最初に表示される画面に掲載されることから、大勢に見せることができる広告だと言えるでしょう。知名度や認知度の向上に、期待できます。

一方ストーリーズ広告は、携帯画面いっぱいに表示される広告です。一般的に使用されるストーリーズと同じく、投稿から24時間経過すると表示されなくなります。しかし、完全に消え去るわけではありません。24時間経過したストーリーズ広告は、アーカイブに移動され、残り続けます。ストーリーズアーカイブに残っている限り、宣材として広告に使用することが可能です。

最後に、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)の発見タブについて、解説していきましょう。Instagramには、発見タブと呼ばれる機能が備わっています。虫眼鏡の形をしたアイコンをクリックすることによって、画面を表示することが可能です。発見タブには、Instagramアカウント管理者の動向から厳選したコンテンツが、複数表示されています。自動的に、興味のある分野、コンテンツが表示されているページという事です。パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)の発見タブ仕様は、この場所に広告を表示させます。

パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)の発見タブ仕様は、「Instagram発見タブフィードの広告」と「Instagram発見タブ動画の広告」の2種類に分かれていますが、基本的に表示形式が変更されるだけで、大きな違いはありません。また、発見タブ仕様では、フィード広告やストーリーズ広告も表示することが可能です。アーカイブとなったストーリーズ広告も、表示させることができます。

パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)のメリット

パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)には、さらに複数種類のコンテンツが存在し、それぞれ掲載場所や使用方法などに、特徴が見られました。前項でご紹介した各コンテンツの特徴を理解することによって、これから紹介するメリットも理解しやすくなりますし、適切な活用方法も想定することができるでしょう。

ここからは、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)のメリットについて、詳しくご紹介していきます。パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)は、リリース以前に存在したタイアップ投稿タグや、ストーリーズ投稿機能などに、類似点が見られます。それでも、全く新しい広告コンテンツとして誕生したのは、新しいメリットと、広告やマーケティングに関する可能性が存在したためです。あらゆるマーケティング、コンテンツを混同しないように、これから解説するパートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)のメリットについても、正しく理解してみましょう。

オーガニック投稿の活用

パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)のメリットの1つは、オーガニック投稿をマーケティングに活用できるという部分です。オーガニックは、「自然」を意味しています。つまり、何かしらの意図を持って作られた情報ではなく、自然な状態で発信された情報の事です。企業が販売促進のためにインフルエンサーに依頼し、作成・投稿された情報は、オーガニック投稿ではありません。インフルエンサーとして活動しながら、日常生活の何気ない姿を発信した投稿は、オーガニック投稿です。オーガニック投稿は、「買ってほしい」「見て欲しい」「広げて欲しい」など、消費者に対する要求がないため、否定的な感情を持たれにくいという特徴があります。また、自然な姿や内面のさらけ出しは、強い共感と親近感を与えることができるため、関係性を急速に深めることもできるのです。

つまりオーガニック投稿は、消費者に嫌悪感を持たれにくい投稿であり、さらに急速に関係を深めることが期待できる投稿なのです。このような特徴をマーケティングにも応用できるのが、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)のメリットだと言えます。パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)は、インフルエンサーや一般人が作成した日常の投稿を、広告に変換するツールです。そのため、オーガニック投稿の要素が強く残っている宣材であり、消費者に与える影響もオーガニック投稿に近しいものがあると言えます。

また、「宣伝活動」であることを明記していることによって、宣伝色を感じさせないという特徴及びメリットも備わっているのです。人は、はっきり明記されていないもの、曖昧なものに不信感を抱きやすいという特徴を持っています。曖昧な状況やそれらの観察は疲れてしまうため、早々に自分たちにとって望ましくない方向に想定してしまいます。つまり、宣伝か否かわからない時、「宣伝だろう」と思い込んでしまい、嫌悪感を増長させるてしまうのです。パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)のように、宣伝行為であることをはっきりと明記することは、いっけんあからさま過ぎて、「デメリットなのではないか」と考える人もいますが、それが必ずしもマイナスに働いているわけではありません。正しい情報、状況を分かりやすく紹介することによって、消費者とより深い関係になることもできるのです。

自主的な活動

パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)で使用する宣材動画・写真等を作成するのは、クリエイターであるインフルエンサーたちです。そのため、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)の成功・失敗は、クリエイター自身への評価にも直接的に繋がってきます。宣材動画や写真が美しく、魅力的であれば、それらを見た別企業も当然オファーしたくなるでしょう。注目が集まれば集まるほど、マーケティングは成功しやすくもなります。このような事情があることから、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)ではクリエイターの自主的な活動にも、期待することができるのです。

マーケティングを依頼する企業は、自身の評価、会社の実績等多くの事柄に関連するため、積極的なマーケティングを行います。しかし、これまでのマーケティング、提携であれば、依頼されたインフルエンサーにとって、その企業の実績が大きく変化しても、例え変化しなくても、大差のないことだったと言えるでしょう。言われたことをこなせれば、対価は支払われますし、数値による評価も曖昧だったためインフルエンサーの価値が問われる恐れもありませんでした。

パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)は、インフルエンサーとしての価値そのものに大きく影響を与える恐れがあるため、インフルエンサーたちはこれまで以上に積極的にマーケティングに参加しますし、それは企業にとってメリットだと言えるのです。パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)では、数値によって、インフルエンサーの実績をより詳しく確認することもできるようになりました。このような事情も加わり、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)では、双方の積極的なマーケティングが期待できるのです。

広告の透明性を高める

パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)は、これまで以上に広告の透明性を高めることができます。広告の透明性については、これまでも積極的な議論が行われてきましたし、多くの改善が実施されてきたことをご存知でしょうか。例えば、ハッシュタグに「#PR」「#提供」と記載する方法や、有料プロモーションチェックボックスを、オンにする方法などです。消費者に誤解を与えないよう、各SNS媒体も積極的に取り組んできました。しかし、意図を理解できない発信者も多く、表記にズレが生じることも少なくありません。

英語表記のハッシュタグに、「#PR」を紛れさせたり、動画の途中に小さく一瞬だけ表示させるなど、まるで広告であることを誰にも知られないように表記される場合も、多々ありました。表記に関する統一性のなさは、不平不満を募らせますし、正しく実施していた人々までなし崩しにしてしまいます。その結果、消費者に正しい情報が伝わらず、SNS媒体も依頼企業も、デメリットを抱えた状態で運営しなければなりませんでした。今回誕生したパートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)は、企業及びインフルエンサー双方の作業が必要となります。どちらも作業することにより、広告という意識をすり合わせることができますし、なにより表記を統一することもできるため、多くの人々にとってメリットだと言えるでしょう。

ステマ防止

パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)の利用は、ステマ防止にも繋がります。前項で解説した「広告の透明性」と「ステマ防止」では、何が違うのでしょうか。広告の透明性とは、広告の意味を、消費者に正しく伝えることを目的としています。ルールやモラルがあり、それを実施しているか否かが重要なのではなく、状況を正しく消費者に伝えることを目的としているのです。そのため、表記を大きくする、一定時間表示させるなど、誰にでもわかりやすいようにという部分に、着目していると言えるでしょう。一方ステマ防止は、犯罪行為に接触しないように、積極的に防ぐことを目的としています。つまり、表示させる場所や大きさではなく、「#PR」や「提供」などを確実に表示するために講じる策です。

以上から、企業側がより安心してマーケティングを実施できる仕組みが、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)だと言えるでしょう。依頼者が多くの事柄を確認する必要もなく、正しい表記、統一された内容を発信させることができます。

また、宣材動画・写真に大きな影響を与えない部分も魅力です。マーケティング表記は、動画や写真外に表示されるため、クオリティを下げる心配がありません。クリエイター側も、表示に配慮して作成する必要がないため、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)のステマ防止は、双方にとってメリットがあります。

訴求力の向上

パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)では、これまで以上に訴求力の高い広告を、期待することができるでしょう。訴求力とは、消費者やターゲット層の行動を想定通りに促す効果を意味しています。訴えかける力強さ、影響力とは少々異なるものです。例えば、消費者に商品を「購入したい」と思わせたり、「資料請求したい」「参加したい」などと思わせることができれば、訴求力が高いと言えます。

では、訴求力とはどのように高めるものなのでしょうか。情報発信する人、つまりインフルエンサーへの信頼感や、発信する情報のクオリティによって、訴求力の高い情報を発信することができます。パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)では、インフルエンサーが作成した動画・写真等が積極的に使用されるため、訴求力を高める要項を満たしていると言えるでしょう。

また、訴求力は、行動に関する理由が明確であるほど、高まる仕組みとなっています。「なぜこの商品を購入する必要があるのか」「参加することによってどのような効果が得られるのか」など、消費者が行動した後の状態を、明確に示すことで訴求力は高まるのです。インフルエンサーとして、使用後の様子を体現でき、さらにその効果を企業が保障しているパートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)は、より訴求力のある広告だと言えるでしょう。

リーチ範囲

パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)には、2種類のリーチ範囲が存在します。1つ目の範囲は、インフルエンサーが所有している範囲です。インフルエンサーが発信する情報は、インフルエンサーが日頃から発信しているコンテンツに、興味を持っている人々の場所に届きます。それらは必ずしも、企業や商品が持っているリーチ範囲と一緒というわけではありません。つまり、2つ目の範囲は、企業や商品が持っている範囲です。その商品、その企業に興味を持ち、そして求めている層のことです。

この2つの範囲を使うことによって、より広範囲にリーチできるのが、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)になります。さらに魅力的なのは、リーチ範囲の調整によって、全く異なるマーケティングも実施できるという点です。解説したように、2種類の全く異なるリーチ範囲を活用すれば、知名度や認知度の向上が期待できます。一方、2種類の範囲をあえて近しいものにすれば、より訴求力の高いマーケティングへと変貌するのです。企業が持つ範囲と、インフルエンサーが持つ範囲を近づけることにより、説得力や興味、顧客層の一致など、多くの訴求力に関する要項を満たすことができます。

また、これらの切り替えは、企業側が何か特別な言動をする必要もなく、簡単にできるという大きなメリットも有しているのです。採用するインフルエンサーの特徴を変化させることによって、リーチ範囲を異なるものにしたり、また近しいものにすることもできます。さらに、複数人の異なるインフルエンサーを起用すれば、さらに特徴的なリーチ範囲を作り出すことができるでしょう。このように、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)では、起用するインフルエンサー、使用する宣材動画・写真の作成者も、慎重に起用する必要があります。なぜなら、マーケティングの成功やメリットの種類に、大きく関わってくるからです。

分析が容易

パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)は、効果測定も容易であり、修正や改善などが瞬時に行えることも魅力の1つです。パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)は、Instagramが提供している分析ツール「インサイト」や、Facebookが提供する「広告マネージャー」で分析することができます。広告マネージャーでは、広告動画・写真等の管理を行えるばかりか、作成もサポートしてくれますし、広告のパフォーマンスを随時確認することも可能です。

個別アカウントの効果測定から、1マーケティング全体の効果測定まで、幅広い用途をこなすことができます。インサイトでは、どのようなタイミングで視聴されたか、どのような特徴を持つ人物が視聴したかなど、非常に細かい情報を確認することが可能です。インプレッションやエンゲージメント、どのようなページで離脱したかなど、多くの情報を数値化してくれる部分も魅力だと言えるでしょう。

分析ツールとして優秀なインサイトと広告マネージャーは、どちらも無料で利用することができます。ビジネスプロフィールに切り替える必要があったり、外部媒体へのデータのはき出し方法など、一定の制約は見られるものの、大きな不便なく活用することが可能です。インサイトも広告マネージャーも、日々進化しているため、今後ますますビジネスパートナーとして活用できるでしょう。

パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)には、新しい魅力の提供やメリット、既存メリットの引継ぎなど、様々な可能性が存在します。世界中が大きく変化する中、これらの可能性を大いに活かしたマーケティングを実施する必要があるでしょう。今後のマーケティング活動では、より基本に忠実でかつオリジナリティある方法を実施しなければ、生き残りが難しくなってしまいます。

なぜなら、一般的な消費者もまた多くの知識、情報を有していること、そしてSNS媒体の発展は、1人1人の可能性をさらに拡大し、企業の役割もまた大きく変化していくことが予想されるからです。これまでのように、企業のライバルは同業・異業種企業だけではありません。消費者やインフルエンサーなども、脅威となり得る存在なのです。ここからは、これからのマーケティングにおいても必要不可欠である、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)実施に関するポイントを、ご紹介していきます。実施に関するポイントを理解し、大きく変化するマーケティング界、企業の今後を切り開いていきましょう。

エンゲージメントの操作はできない

パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)は、オーガニック投稿に近く、それらがメリットでもありました。しかし、オーガニック投稿だからこそ、エンゲージメントの操作はできません。このような状態は、大きなデメリットにもなり得る状態です。広告である投稿に、エンゲージメントである「いいね」や「コメント」が表示されるパートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)であり、それらを企業側やインフルエンサーが意図的に操作することはできません。

好意的なものや、ポジティブな内容であれば、マーケティングの追い風となりますが、ネガティブなものや不適切な表現だった場合、大きく足を引っ張る可能性もあるのです。消費者が広告を視聴し、それらに素直な反応を残せる状態は、マーケティングの活性化として望ましい状態でもありますが、不適切なエンゲージメントに対処できないのは、リスクでもあります。そのためパートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)では、発信する内容を慎重に選択し、より多くの場所に配慮した情報を発信する必要があるのです。魅力的なコンテンツを発見し、それらをパートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)として使用したいと考えた場合、多くの視点から確認するようにしてみましょう。その際、フォロワー層の特徴や、これまでの発信内容も考慮する必要があります。

広告内容

前項でも解説したように、パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)では発信する情報が非常に重要になります。視聴した消費者が自由に意見を残すことができるため、多くの視点から発信する情報を吟味しなければなりませんが、それはあくまでも最終確認であり、内容はクリエイターの意見を尊重する必要があるのです。企業側が多くの内容に口や手を出してしまうと、クリエイターのメリットを消し去ってしまう恐れがあります。パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)の魅力は、オーガニック投稿に近しい情報が発信されることであり、企業が手を加えていないことが重要なのです。そのため、広告内容の作成は、可能な限りクリエイターに任せるようにしていましょう。クリエイターの長所を活かすことができれば、フォロワーをはじめ、多くの消費者に効果的なマーケティングを実施することができます。しかし企業の広告として使用するのですから、最終確認は企業側がしっかりと行いましょう。作成、確認という役割分担を徹底し、効果的な広告を作成してみてください。

クリエイターの選定

パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)で難しいのは、様々な設定ではありません。マーケティングのパートナーでもある、クリエイターの選定です。クリエイターの選定によって、宣材動画や写真の特徴も大きく変化しますし、リーチ範囲も大幅に変わってきます。そのため、多くの人材から、企業や商品に最も適したクリエイターを選択しなければならないのです。しかし、SNS媒体を1つ1つ眺め、優れた投稿を見つけることは非効率的過ぎて、現実的でもありません。1つの投稿が優れていただけで、他はパートナーとして適さないことも珍しくないのです。

このようなデメリットを排除するため、マッチングプラットフォームを活用してみましょう。マッチングプラットフォームとは、多くのインフルエンサーが在籍するクラウドサービスであり、企業とのマッチングをサポートするものです。良質なインフルエンサーが集まっているため、企業側が長時間かけ人材を探し出す手間がありません。さらに、マーケティングに関するサポートも受けられるため、インフルエンサーの採用後、スムーズに実施することができるのです。

インフルエンサーと企業を結ぶマッチングプラットフォームは、複数存在します。そのため、「どのような媒体を選んだらいいかわからない」「最も優れた媒体を利用したい」と考える人も多いことでしょう。「トリドリマーケティング」は56万件以上の案件実績があり、在籍するインフルエンサーも58,000人を突破しており、自社に適したインフルエンサーと出会うことできます。パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)で重要なクリエイターの選定には、優れたパートナー媒体を採用してみましょう。

まとめ

パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)は、これまでに企業側が背負い込んでいたリスクを減らし、安全に安心してマーケティングを実施できるサービスです。大きく変動する世の中で、より洗礼されたマーケティングを実施するためにも、取り入れるべき広告形態だと言えるでしょう。パートナーシップ広告(旧ブランドコンテンツ広告)の魅力を最大限に活かすためにも、前項でご紹介したポイントを忘れないようにしてみてください。適切な方法で実施すれば、商品やサービスを提供する消費者にとっても、実施する企業にとっても、大きなメリットをもたらすでしょう。

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