企業アカウントのインスタグラム投稿のコツ5つ
目次
インスタグラムを活用して知名度や売上を伸ばす企業が増加
Instagramの利用者は年々増加し、幅広い世代に利用者が存在します。多くの人々が集うInstagramは、恰好のマーケティングの場なのです。そのため、Instagramを使い企業アカウントを運用する会社も少なくありません。しかし、運用する企業アカウントを有効活用しきれていない企業が多すぎるのです。Instagramという媒体を理解しきれていないため、どのように運用したらいいのか、どのような活用方法があるのかわからないためでしょう。
この記事では、企業が抱えているInstagramアカウントに関する悩みとその解決策から、そもそも企業アカウント運用のメリットまで、詳しく解説していきます。解決策は悩み別に詳しくご紹介していきますので、自社が抱えている悩み項目から読み進めても良いでしょう。
企業アカウントに関する悩み
InstagramなどのSNSを活用したマーケティングに注目が集まっていることから、自社アカウントを登録する企業も少なくありません。しかし、自社アカウントを作っただけで具体的な活用を行っていない企業も多々存在するのです。
自社アカウントを活用しない背景には、企業が抱える様々な悩みが存在します。ここでは、多くの企業が抱えている企業アカウントに関する悩みを具体的にご紹介していきましょう。悩みを紹介したうえで、解決策を悩み別に詳しく解説していきます。
フォロワー
企業アカウントに関する悩みとして最も多くあげられるのが、フォロワー関係です。特に「フォロワーの増やし方が分からない」といったものや「フォロワーが予定通りに増加しない」といったものが多く聞かれます。フォロワーを獲得し増加させることにより様々なマーケティング効果を高めることができるため、企業にとって重要な項目だと言えるでしょう。
また、中には獲得したフォロワーをどのようにマーケティングに活かしていけばいいのかわからないといった悩みも聞かれました。目指していたフォロワーを獲得したとしても、それらをマーケティングに活かせなければ企業アカウント運用の意味がありません。
話題性
企業アカウントを使って実施する、企画やキャンペーンに悩む企業も少なくありません。Instagramやその他SNS媒体では、魅力的な企画やキャンペーンを実施し続けることが重要な課題だと言えます。魅力的な企画やキャンペーンを実施できなかった場合、1度手に入れたフォロワーを失うリスクがあるのです。
しかし、Instagramやその他のSNS媒体であっても話題性を提供し続けることは容易なことではありません。なぜなら、多くの企業及び一般人が取り組んでいる課題であることから、オリジナリティを発揮しづらく、またそれぞれのSNS媒体が持っている特徴を深く理解していなければ、企画やキャンペーンは成功しないからです。
投稿リスク
投稿に関するリスクを懸念し、思った運用ができないという悩みも存在します。「炎上」という言葉が頻繁に聞かれる昨今、どういった内容の投稿がトラブルのもとになるのか把握が難しくなっているのです。投稿リスクを考えすぎるがあまり、無難な内容の投稿ばかりしていると、前項でご紹介したような話題性に欠ける企業アカウントになってしまいます。無難なアカウントは魅力がなく、フォロワーも増加させにくくなってしまうのです。
効果測定
インフルエンサーマーケティングやその他SNSを活用したSNSマーケティングが注目されているため取り組んでみたものの、効果測定の方法がわからず、進捗の確認や継続の有無を決められない企業も存在します。Instagramをはじめ、SNS媒体ではそれぞれに異なる効果測定方法が存在しているため、ノウハウを持っていない企業は効果測定に戸惑ってしまうのです。
効果測定は実施したマーケティングの成否を判断するだけではなく、今後のKGIやKPIを定めるうえでも重要な指標となります。企業アカウントを運用する時、インフルエンサーマーケティングなどのマーケティングを実施する際などは、必ず実施しなければならない項目なのです。
使用媒体
企業アカウントを運用する時、どのようなSNS媒体を選んでいいのかわからないといった悩みも聞かれます。現在、日本や海外で頻繁に使用される媒体はInstagramだけではありません。代表的なSNS媒体は複数存在し、どのような点に注目し使用媒体を決めればいいのかわからないといった企業も存在するのです。
また、複数の媒体を併用しマーケティングを実施する場合、より多く媒体を使用した方がいいのか、また何かしらの意図を持ち選択した媒体を利用した方がいいのか、わからないといった声も聞かれました。使用媒体は多ければ多い程大きな効果を発揮するというわけではありません。また、利用者が多い媒体を選ぶというのも安易すぎます。使用媒体はマーケティングの成功を左右する、大きな選択だと言えるでしょう。
企業アカウントのメリット
素朴な疑問として、Instagramやその他SNS媒体の企業運用には「メリットがあるのか」といった声も寄せられました。Instagramにて企業アカウントを運用したことのない会社、具体的な効果測定を行っていない企業にとって、メリットや具体的な効果がわからないのも当然です。
メリットや具体的な効果が理解できなければ、企業アカウントにさく労力も、創意工夫も大きく変わってくることでしょう。そこでここからは、企業アカウントを運用することによるメリットについてご紹介していきます。企業アカウントを正しく運用することにより、企業は多くのメリットを得ることができるのです。メリットを理解し今一度企業アカウントの運用について考えてみましょう。
知名度・認知度の向上
Instagramやその他のSNS媒体には多くの利用者が存在します。これだけでも、知名度や認知度を向上させる可能性が高まるため、企業にとってメリットだと言えるでしょう。知名度や認知度を向上させる理由は利用者の多さだけではありません。
これまで、Instagramやその他のSNS媒体は、娯楽として使用されたり暇な時間を費やすツールとして使用されてきました。しかし近年では、娯楽としてだけではなく、検索ツールとしても頻繁に使用されるようになったのです。意識せず見られていたものが意識的に見られるものに代わり、より知名度や認知度の上昇が期待できるようになりました。
新たな顧客層の獲得
Instagramの企業アカウント運用では、それまでとは異なる新たな顧客層を獲得できる可能性も高まります。これまで行ってこなかった新しいマーケティングを実施すれば、当然新しい消費者へアプローチされることになるため、結果として新しい顧客層を獲得しやすくなるのです。
また、Instagramなどのソーシャルメディアは企業が発信した情報だけが飛び交うわけではありません。企業が発信した情報を見聞きした消費者が発信し、口コミなどの新しい情報を付け加えながら拡散されていきます。様々な情報が付け加えられたことによりより顧客を獲得しやすくなりますし、その中にはこれまでに存在しなかった層の消費者も含まれていることでしょう。
消費者とのコミュニケーション
Instagramなどのソーシャルメディアでは、直接消費者とコミュニケーションをとることができます。コミュニケーションをとることにより、消費者の生の声を聞くことができるのです。消費者の声は口コミとして活用することもできますし、商品やサービス向上に活かすこともできます。
さらに、消費者の声を積極的に活用することにより消費者と企業との関係性が深まり、情報発信に訴求力を持たせることが可能になるのです。また、リファラルマーケティングやアンバサダーマーケティングなどより購入確率の高いマーケティングへ繋げることもできます。
ブランディング
Instagramには多くの制限がないため、様々な投稿を行うことができます。投稿によって企業や商品の特徴をアピールしたり、企画やキャンペーンの印象を強めることも可能なのです。つまり、Instagramを活用すれば、企業が望む印象や特徴を消費者に与えられるということなのです。Instagramや、使用する媒体の特徴を理解すれば、これまでに蓄積された企業イメージを壊したり、より高めることもできます。つまり、商品やサービス、企業のブランディングが可能だということです。
しかし、上手くブランディングを行うためには、使用する媒体の特徴を理解し正しい方法を実施する必要があります。マーケティングに起用するインフルエンサーなどにも注意し、意識して選定する必要があるのです。
宣伝
Instagramは、適切な企業アカウント運用により宣伝効果も発揮する媒体です。これまで大きな宣伝効果を発揮していたテレビは、1人あたりの視聴時間を年々減少させています。代わりに、Instagramなどのソーシャルメディア使用時間が増加し、宣伝効果を大いに発揮し始めているのです。消費者と、マーケティングを担うインフルエンサーとの関係性などが関係しているためでしょう。宣伝活動に嫌悪感を抱きにくい状況は、購買行動を促しやすく、企業にとって大きなメリットです。
悩み別インスタグラム投稿のコツ【日常投稿】
ここからは、インスタグラム投稿のコツを企業が抱えている悩み別にご紹介していきます。まずは、日常投稿に関するコツを解説していきましょう。
原因
企業アカウントの運用では、日常的にどのような投稿を行ったらいいのか悩むことが少なくありません。1日、1週間の投稿頻度や、具体的な内容に頭を抱えている企業も多々存在するのです。また、発信する内容も、毎回真新しいものや目を引く情報を発信できればいいものの、難しいのが実情でしょう。
新しい内容の投稿が難しい場合、単調な投稿になるか、もしくは投稿頻度が減少します。このような事態はフォロワー離れを加速させ、肝心な情報発信を行うとき「誰も居ない」といった事態になることも大いに考えられるのです。
投稿のコツ
Instagramの日常投稿のコツは真新しいものを求めすぎないことです。確かに、日々大きな注目を集められる内容を投稿できればいいですが、ほとんどの企業は実施が難しいと言えます。真新しい情報発信以上に世界観の統一及び投稿頻度に気を配りましょう。Instagramという媒体は特に、世界観の統一が重要となります。
写真を投稿するInstagramは視覚による印象が強く、発信される内容(文字)以上に意識に定着しやすいのです。世界観がバラバラであれば、企業または商品の印象が弱まってしまうため、認知度及び知名度が上昇しづらくなってしまいます。さらに、ブランディングも失敗しやすく、結果意識に残らない企業アカウントとなってしまうのです。
また、投稿頻度は多すぎても少なすぎても問題だと言えます。理想的な投稿頻度は、1日に1回から3日に1回程度です。多すぎる投稿はアカウント運用がより難しくなりますし、少なすぎる投稿は、消費者の意識に定着しづらくなってしまいます。
成功事例
日々大きな話題を提供していないにもかかわらず、多くのフォロワーを獲得し、消費者を惹きつけているのが、Canon_eosm公式アカウントです。Canonさまのアカウントでは、撮影した写真や、実際にフォロワーが撮影した写真を投稿し文字を添えた投稿を行っています。アカウントの優れている部分は、シンプルで的確なPRを行っている部分です。「写真」という世界観をブレずに続け、カメラの性能をシンプルに表現しています。
また、フォロワーの撮影した写真を活用している点も、優れた部分です。起用されたフォロワーは、アンバサダーのような気分になり積極的にPR活動を行うようになりますし、企業アカウント側は投稿に困ることもなくなります。
悩み別インスタグラム投稿のコツ【フォロワー数】
フォロワーの獲得、及びフォロワーの活用には、多くの企業が頭を悩ませています。ここからは、フォロワー数を増加させる投稿のコツ、フォロワーを上手く活用するコツをご紹介していきましょう。フォロワー獲得に成功した企業も紹介し、具体的に秘訣を解説していきます。
原因
まず、フォロワー数が思ったように増加しない原因について解説していきます。ユーザーは、面白いと感じたり、応援したいと感じた時、特定のアカウントのフォロワーとなるのです。また、何度も見たい情報を発信していると感じた時もフォロワーとなる傾向があります。
企業アカウントだから、避けられていると考えている企業も存在しますが、企業アカウントだから避けられているというわけではないのです。フォロワー数が上昇しないのは、単純にフォロワーになりたくない何かしらの要素を持ったアカウントだからなのです。
成功事例
「何度も見たくなる情報」を満たし、多くのフォロワーを獲得したのが、テイストメイドジャパンです。2020年4月時点で210万人以上のフォロワーを獲得しています。テイストメイドジャパンでは、料理レシピを動画で投稿し、材料やポイントを文章で投稿していました。料理レシピ系は、Instagramの中でも人気の高いジャンルではありますが、その分差別化が難しいジャンルです。人気ジャンルで自社の個性を発揮し、他社との差別化に成功したのがテイストメイドジャパンなのです。
テイストメイドジャパンの優れた部分は、レシピを動画投稿している部分と動画の長さでしょう。Instagramはもともと、主に写真を楽しむ媒体であることから、長すぎる動画は嫌悪感を持たれやすい媒体です。YouTubeやTik Tokなどの動画投稿媒体であれば嫌悪感を持たれないものの、どちらにもそれぞれに適した動画の長さが存在します。Instagramの特徴を熟知し、嫌悪感を持たれにくい絶妙なバランスの投稿を行っているのが、テイストメイドジャパンなのです。
料理レシピの中には、1分という長さでは解説しきれないものもあります。このような時、料理の写真をInstagramに投稿し詳細としてYouTubeを促している点も大変優れた部分です。それぞれの媒体を最大限に活用し、効果的なマーケティングを行っています。
悩み別インスタグラム投稿のコツ【話題性】
続いては、Instagramでの話題のなさ、話題性が乏しく注目されない時に関する投稿のコツをご紹介していきます。前項でも解説しましたが、日常投稿では常に話題性を求める必要はありません。話題性ばかり追求してしまうと、商品やサービスの本質を伝えられないばかりか炎上やトラブルのリスクを高めてしまう恐れがあります。
しかし、新商品の販売やキャンペーン、強化月間など一瞬の注目度を高めなければならない時があることも事実です。話題性が必要だと感じた時、どのような対処法、コツがあるのか詳しくご紹介していきましょう。
原因
話題性を意図的に作れないのは、使用するSNS媒体の特徴を熟知していないためです。Instagramの特徴を深く理解していれば、Instagramを同じく利用する消費者の特徴も把握でき、どのような内容が注目されるのか自ずとわかります。実施する企画、打ち出すべきキャンペーンがわからないというのも、同様の理由です。
また、話題性は意図的に作り出せなければ意味がありません。想定外の部分で話題になったとしても、ノウハウが理解できていなければ、その場だけの盛り上がりとなってしまいます。話題性で得たフォロワーも注目度も、その後維持することが難しいでしょう。
投稿のコツ
話題性を生みだす投稿のコツは、消費者が「拡散したい」という欲求を刺激することです。Instagramは本来、コンテンツで繋がることを目的として誕生しました。「好きなもの」「趣味」「特徴」など、誰かと繋がることが目的ではなく、コンテンツの共有が目的だったのです。このような時代であれば、魅力的なコンテンツの発信で、話題を作ることができました。しかし近年、Instagramは人と繋がることを目的として使用され始めます。自己価値の発信の場としても利用されているのです。自己価値を発信するため、多くの情報が発信され、結果検索ツールとしても使用されるようになりました。
人と繋がることを目的としたInstagramで話題性を作り出すためには、人と繋がれるコンテンツ「拡散欲求」を刺激する必要があります。拡散欲求を刺激する方法としては、「有益だと思える情報」「話題のもの」などです。「同調したい」という欲求を刺激することも良いでしょう。また、話題性を作り出すコツとして、インフルエンサーの起用もおすすめです。インフルエンサーを起用することにより、「話題」そのものを意図的に作り出すことができます。バンドワゴン効果をフル活用するのです。インフルエンサーを起用することにより、マッチングリスク意識も解消することができ、効率的に購買行動を促すこともできます。
成功事例
定期的に話題性を作り出し、新商品のPRから、売り上げ促進まで大きな成功を収めているのが、ダイソーです。ダイソーの公式Instagramでは、販売商品の使用方法から応用方法まで、様々な情報が掲載されています。話題性の提供として活躍しているのが、応用方法の掲載です。自社商品利用の応用方法を掲載することにより、フォロワーは「有益だと思える情報」だと認識し、自主的に拡散を行うため話題性が付きません。
また、「やってみた」もダイソーの話題性を支えています。「やってみた」とは、企業が発信した情報を実際に消費者が実施してみる行為のことです。多くのフォロワーが「やってみた」を実施することにより「話題」が作られます。さらに、ダイソーはインフルエンサーを起用し、話題の拡散にも努める徹底ぶりです。インスタグラマーやYouTuberなど、扱う商品によって起用するインフルエンサーを選択しているのもポイントでしょう。
悩み別インスタグラム投稿のコツ【投稿リスクマネジメント】
次にご紹介するのが、投稿リスクマネジメントに関する投稿のコツです。投稿リスクを完全に消し去ることはできません。しかし、1つのミスが商品やサービス、企業を危険にさらす恐れのある昨今、可能な限り投稿リスクを減少させる努力が必要なのです。
リスク洗い出し
投稿リスクを減少させるために必要なのは、リスクの洗い出しです。投稿内容、使用写真など、様々な角度から見たリスクの可能性を考える必要があります。「当たり前すぎる」と考える人も多いでしょう。しかし、この「当たり前」ができていないことからリスクを排除できずトラブルを発生させているのです。
リスクの洗い出しでは、消費者目線でリスクを考える必要があります。消費者目線でリスクマネジメントを行う際おすすめなのがインフルエンサーの起用です。インフルエンサーをマーケティングに迎え入れることにより、消費者目線の意見を聞くことができます。
トラブル事例
リスクマネジメントでは、過去のトラブル事例も参考にする必要があります。過去のトラブル事例を参考にする時は、トラブルとなった本質を見誤らないように注意しましょう。例えば、不用意な発言で炎上した事例を読み解く際「不用意な発言を控えよう」というだけでは、リスクマネジメントは不十分です。「不用意な発言」「炎上した文言」は、時代や季節、発言者に大きく左右されます。言葉そのものが問題なケースは少なく、時期や発言者が大きく関わっているケースがほとんどなのです。つまり、「不用意な発言で炎上」した過去の事例を読み解く際は、時代の流れや話題、発言者の特徴を理解するということを教訓にしなければなりません。
世界観の統一
Instagramの投稿内容を確立することにより、リスクを減少させる方法もあります。統一性のない投稿を行うと、その1つがトラブルを引き起こす恐れもあるのです。投稿に統一感を持たせることにより、不用意なトラブルを排除し、ブランディングも行うことができます。また、ブランディングに成功した場合、同じ文言や情報を発信した場合でも、炎上するケースが少なくなります。「毒舌」「辛辣」など、ネガティブに捉えられやすい事柄が「特徴」として認識されるからです。
成功事例
世界観を統一し、投稿に関するリスクマネジメントに成功したのが、東京ディズニーリゾートです。Instagramでは、ディズニーリゾートの雰囲気、特徴を壊さない投稿が徹底されています。具体的には、キャラクター目線の投稿が多く、季節感や各アトラクションに合わせた写真を使用してる点です。ほとんど人間を登場させないこともポイントでしょう。
投稿に添える文言も、工夫が施されています。投稿に添えられる文言は、キャラクター目線で語られているため、まるでアニメや映画を見るような気持ちで投稿を見ることができるのです。どうしても、人間が発した意見には賛否両論巻き起こりやすくなってしまいます。ディズニーリゾートのように、完全なキャラクター目線で投稿することにより、揚げ足をとられたり、言葉を曲解される恐れもありません。
悩み別インスタグラム投稿のコツ【効果測定】
Instagramを使用したマーケティング、インフルエンサーを起用したインフルエンサーマーケティングなどを実施する際は、適切な効果測定が必要です。効果測定の必要性について、近年注目されているソーシャルメディアマーケティングに限ったことではありませんが、特に適切な効果測定が必要だと言えます。なぜなら、ソーシャルメディアマーケティングは様々な数値を集めることができるからです。
ソーシャルメディアマーケティングは、これまでのマーケティングのように曖昧な情報、体感や思い込みではなく、数字を活用し具体的な分析や応用が可能となりました。それらを最大限に活かしていくことが成功の秘訣であり、企業に求められる事柄なのです。ここからは、Instagramを活用したマーケティングの際行う、具体的な効果測定方法、重要な指標等をご紹介していきます。
重要指標
Instagramの運用で、重要視すべき指標についてご紹介していきます。まずは、「フォロワー数」です。投稿の影響力、マーケティングの効果を高めるためにも、フォロワー数は重要な指標だと言えます。KPIにフォロワー数の具体的な増加率、人数を設定しても良いでしょう。次に重要となるのが、「インプレッション」です。マーケティングの頻度や実施日などを決める際にも重要な指標となります。
「エンゲージメント」も重要な指標です。エンゲージメントが上昇することにより、購買行動を促しやすくなったり、CVに繋げやすくなります。エンゲージメントとしてカウントできるのは、「いいね」や「コメント」「RT」などです。キャンペーン時の、「フォロー」もカウントしても良いでしょう。また「ハッシュタグ」の件数は、Instagramや他SNS媒体で重要な指標となります。自社発信のハッシュタグ投稿件数や、自社ブランド関連ハッシュタグ、例えば社名などです。ハッシュタグの投稿件数を把握することにより、自社のポジションや影響力を把握することができます。また、キャンペーンを実施する時も役立てることが可能です。
この他にも、参考にするべき様々な数値が存在します。KGIによって参考にするべき具体的な数値は異なるため、それぞれの状況に合った数値と組み合わせながら、効果測定を行っていきましょう。
Instagramインサイト
Instagramで効果測定を行えるツールは、大きく分けて2種類存在します。最も多く使用されているのがInstagramに備わっている効果測定機能「Instagramインサイト」です。Instagramインサイトでは、様々な数値を曜日ごとや投稿ごとに算出することができます。具体的に算出できる数値は以下の通りです。
- インタラクション
- インプレッション
- リーチ
- プロフィールへのアクセス
- 外部サイトクリック数
他にも、投稿した写真や動画に関する数値や基本的なオーディエンスに関する数値なども算出することができます。話題であるストーリーズ機能に関する個別集計もできるため、Instagramインサイトのみで、様々な情報を解析することができるでしょう。
外部サービス
Instagramインサイト以外にも、効果測定を行えるシステムは存在します。ピンポイントの情報を集める時や、Instagramインサイトの使い勝手が不便な時に活用してみましょう。例えば、Instagramインサイトは、ビジネスプロフィールに変更する必要があります。一般プロフィールでは利用することができないのです。
他にも、PCで利用できない、外部出力が不便といったデメリットが存在します。収集したデータを転用したい時、数値をPCで活用・共有したい時などは大変不便になってしまうため、外部サービスを利用する企業も存在するようです。また、Instagramインサイトで集めた情報を、解析したり活用の手助けを行う企業も存在します。インフルエンサーマーケティングの専門企業である、コラボマーケティングもその1つです。
ソーシャルメディアマーケティングは、多くの数値を集められるようになった反面、分析や展開に時間を有してしまいます。マーケティングや自社商品の開発に時間を割くためにも、分析や活用を専門企業に任せることも検討しておきましょう。
悩み別インスタグラム投稿のコツ【使用媒体】
最後に、マーケティングに使用する媒体を選択するポイントについて、解説していきます。Instagramだけが優れたマーケティング媒体ではありません。固定概念をもたず、正しい判断基準を知り、自社に最も適したマーケティング媒体を選択してみましょう。
媒体の特徴
マーケティングで活用する媒体を選択する時、最も重要になるのが媒体が持つ特徴と、自社のアピールポイントの一致です。外見のインパクト、視覚的刺激を持つ商品を取り扱っているのであれば、それらをアピールできる媒体を活用する必要があります。外見をアピールする媒体として考えられるのがInstagramやYouTubeです。Instagramは、最高の瞬間のみを消費者に届けることができます。一方YouTubeは、商品の外見から内面まで、詳しい情報を提供できる媒体です。どちらが、自社商品のアピールに最も適しているのか、媒体の持つ特徴から決定してみましょう。
複数の媒体を併用する方法もありますが、それらが必ずしも成功するとは限りません。なぜなら、Instagramで与えた一瞬の輝きを、YouTubeで消し去ってしまう恐れもあるからです。その逆も考えられます。Instagramで見えなかった部分を、YouTubeで補い購買行動に繋げることもできるのです。活用媒体は、慎重に選択してみましょう。
目的
KGIやKPI別に、使用媒体を決定するのもおすすめです。例えば、認知度や知名度の上昇が目的であれば、それに適した媒体を選択するなどです。認知度や知名度を上昇させるためには、まず利用者の多い媒体を選択する必要があります。その他にも、自社が求めるユーザー層が利用している媒体を選ぶ必要があるでしょう。購買行動を目的とするのであれば、購買導線が確保しやすい媒体を選ぶ必要があります。
自社アカウントに足りないものを補いインスタグラムを有効活用
自社アカウントを上手く運用できないのは、何かしらの足りない部分が存在するからです。足りない部分が分かれば、それを補うことにより、効果的な企業アカウント運用が可能になるでしょう。適切なアカウント運用を実施できれば、大きな効果が期待できます。企業アカウントを効果的に活用したり、インフルエンサーマーケティングなどのソーシャルメディアマーケティングを成功させるためには、専門企業に頼るのもおすすめです。新しい視点、専門的な視点から、様々な助言や改善策を提供してもらえるでしょう。
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