売上0から月100件まで増やした、地方創生のインフルエンサーマーケティングとは?
株式会社GAROO
■HP:https://ga-roo.com/company/
■Instagram:https://www.instagram.com/numata_pr/tagged/
■住所:東京都渋谷区渋谷 2-24-12 渋谷スクランブルスクエア39F
■電話番号:050-5849-0711
【導入目的:認知拡大・売上アップしたい】
PRの場としてSNSを選ぶ動きは飲食店やレジャー施設だけでなく地方創生にも広がっています。物産展など対面型の施策では届かなかった若年層への発信や、ふるさと納税返礼品の広報に役立つからです。
今回お話を伺ったのは北海道沼田町から委託事業を担う、株式会社GAROO代表を務める荒木美千代氏。住みたい田舎ランキング北海道エリアで1位を獲得する沼田町の特産品『雪中米』のPRにインフルエンサーマーケティングを導入しています。人との付き合いを大事にしたインフルエンサーとの密なやり取りで売上ゼロ件から月100件まで伸ばしたインフルエンサーマーケティングの効果を最大にする秘訣について伺ってきました。
目次
1 インフルエンサーマーケティングを取り入れ売上ゼロ件から月100件まで増やした
2 インフルエンサーとのコミュニケーションで投稿の質を最大限に上げる
3 人の気持ちに触れることが効果を出すヒント
インフルエンサーマーケティングを取り入れ売上ゼロ件から月100件まで増やした
——なぜInstagramでPRをすることになったのか教えてください
沼田町の特産品である『雪中米』が食味ランキング特Aランクを10年連続で獲得しているにも関わらず知名度が低いことが課題でしたね。もっとたくさんの方に知っていただきたい、売上も上がればいいなと販路の拡大や認知度向上のためにInstagramでPRをすることにしました。
これまでの施策は物産展だったのですがコロナの影響もありSNSに着手したいなと考えていたんです。そんな時にトリドリに出会い、これまでとは違った年齢層にも『雪中米』を紹介できるのではないかと利用し始めました。
——トリドリマーケティング導入前と比べ売上に変化はありましたか?
毎日オーダーが入るようになり、トリドリマーケティング導入前には0件だったURLからの購入数は100件まで増えました。インフルエンサーさんの投稿写真から直接URLに飛んでくれたと予想しています。購入した日にちとURLから流入元を予測できるようにしているので誰の投稿から購入に繋がったかある程度検討が付くんです。
——独自に工夫されていたんですね…!
良い結果を出すためにはプラットフォームをただ利用するのではなく、仕掛けや購入までの導線を複数作るなど努力しました。その結果ユーザーさんが思惑通りURLを辿ってくれましたね。
例えば導線ですが毎月異なったURLを試しました。11月は沼田町のショップURL、12月はふるさと納税のURL。トリドリマーケティングでPRを募集する際は紹介文に載せてほしいURLを記載していました。
——採用したインフルエンサーの感想を教えてください
素晴らしいなと感動したのはどのように投稿すれば見ている人の興味を引かせることができるかを考えて、文章や写真の魅せ方を工夫してくださるインフルエンサーさんです。
商品を紹介する際に「沼田町からいただきました」ではなく「自分で選んだ」という表現にしてくださったり、イラストを使って可愛くしてくださったり。炊き方をアレンジし動画で面白く見せてくださった方もいて、すごいなと思いました。反響も大きかったです。
「しみったれたアラサー・lonely.around30」さん
写真が多いInstagramの中イラスト投稿は目立ち、エンゲージメントが高い。イラストで表現することでユーザーの興味を引き商品の魅力を他にない角度で伝えています。
「すずけんほぼ日刊飯ログ ・suzukikenz」さん
土鍋で炊いた様子を動画で撮影し、食べ方も複数紹介。インフルエンサー目線で商品の魅せ方を工夫しているため広報のバリエーションが増え新たな訴求軸にも活用できます。
インフルエンサーとのコミュニケーションで投稿の質を最大限に上げる
——インフルエンサーマーケティングで工夫している点や注力している点を教えてください
インフルエンサーさんとのやりとりにすごく力を入れています。はじめはトリドリマーケティングのメッセージ機能を使い、その後はInstagramのDMやコメント欄でコミュニケーションを取っていますよ。まめにお声がけしているとインフルエンサーさんも気持ちを入れてくれ投稿内容の提案や複数回投稿、リピート購入してくださるなどといった流れができています。
相手も人ですから気持ちを持ってPRをお願いするスタンスで取り組んでいますね。プラットフォームの利用だけだと「商品を送った後投稿してくださいね」で終わりになりがちだと思いますが人の気持ちを動かすのは人だと思っているので、どれだけ協力してほしくて、どんなことで困っているのかをプラットフォーム上の文章だけでなく自分の言葉でお伝えするようにしています。
妊娠しているインフルエンサーさんでつわりが始まり、ごはんが食べられなくなった方がいたのですが「おいしく食べられるまで取っておいて構わないので、いつかご飯が食べたいと思ったときにお願いします」とお声がけし1カ月半後すごく素敵な投稿をしてくださりました。
私は一番大切なことは常に人との付き合いだと思っています。例えば地方創生だと付き合いが一番多いのは役場の方ですが、一人ひとりのお声を聞きたいので地場産業さんも回るようにしているんですね。集約された声を聞くだけだと机上の空論になってしまう。一人ひとり聞きに行きどんなことに困っていて、どんなことが喜ばれるかを知ることが大切なんです。
インフルエンサーさんも同じことだと思っています。得意な場面やモチベーションのポイント、エネルギー原になるようなところをくすぐったり引きだせたりできるかどうか。やってあげたいと思ってもらえるよう動くことに注力しています。
人の気持ちに触れることが効果を出すヒント
——これからインフルエンサーマーケティングに取り組もうとしている人に向けてアドバイス・メッセージをお願いします
マッチングプラットフォームという素晴らしいアイテムを活用して、さらに効果を出すには人の気持ちに触れることだと思っています。PR投稿をお願いする事務的な連絡ではなく一緒にPRしていく仲間だと思ってインフルエンサーさんの選定や、やりとりができれば良い結果が生まれるのではないでしょうか。
——最後に、雪中米や沼田町の魅力について教えてください
沼田町は北海道のほぼ中央に位置しています。水と気候と土地の良い町で蛍が生息できる環境なんです。住みたい田舎ランキング北海道エリアでは4年連続1位を獲得。高齢層や若年層、子育て世代でも人気のエリアになっています。
コンパクトシティ化に取り組んだ先進的な町で、駅を中心とした半径約500メートルの中で病院や学校、スーパーなどがあり歩いて暮らせる町づくりに成功。さらに温泉やアウトドアも充実しています。
日本最高峰特Aランクを獲得したブランド米「雪中米ゆめぴりか」「雪中米ななつぼし」は雪の中で育った豪雪地帯ならではのお米。沼田町は近隣地域の中でもダムがある地域で、一番おいしい清廉な雪解け水が上流である沼田町の水源に行きわたります。温暖化や高温障害などの影響で米にとって最適な気候が北海道の日本海側に移ってきていることもおいしいお米の理由です。ぜひ一度食べていただきたいですね。
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